キヤノンの仕事と人

事業企画

イメージング事業本部

立石 道朗タテイシ ミチオ

2004年入社

同じベクトルをもって、熱い思いを語り合いたい

私が入社を決めるに至ったキヤノンの魅力はまさに「人」です。就職活動をする中で、さまざまな企業の選考を受け、OB訪問などを行いましたが、キヤノンには「一緒に仕事をしたい」と思える社員がたくさんいました。言葉で説明するのは難しいですが、同じベクトルをもって、熱い思いを語り合えるというのでしょうか。仕事のみならず、プライベートも充実している、バランスのよい人が多いことも、非常に魅力的に感じました。本当に温かく、自分の思いや考えを後押ししてくれる環境がキヤノンにあると感じて、入社を決断しました。そしてその判断に間違いはなかったと、今実感しているところです。

工場での経験から得た「製品1台の重み」

私は入社後の2年間、大分キヤノンのデジタルカメラ生産管理課に配属されました。生産管理とは、一言でいうと工場内のコントロールタワー。事業部からの生産計画を受けて、工場の組立部門や調達部門に対して、自身の作成した生産計画実現に向けて調整を行います。現場のたいへんさ、「製品1台の重み」を身にしみて感じるとともに、周囲を巻き込みながら、ものづくりをしていくメーカーとしての醍醐味を経験することができました。事業部に異動して約4年間、私は製販・出荷業務を遂行しました。市場が一変したリーマンショック以降、これまで以上に厳しい視点でマーケットを見ていく必要がありましたが、その中で限られた資源を有効活用すべく、全体最適を考慮しながらタイムリーな商品供給を実現し、販売の最大化を図りました。そして今、私はコンパクトデジタルカメラの販売推進業務に携わり、世界各国における販売動向分析や調査報告、製販調整などを担当しています。国によってチャネル戦略や、購入価格帯も異なります。その中で、各販売会社が作成する計画を精査して、広い視点で売上、利益の拡大に日々知恵を絞っています。

生産工場と販売会社のパイプラインとしての役目

販売台数、シェアが伸びることも一つの指標ですが、もっともやりがいを感じるのは、店頭でお客さまがデジタルカメラを買う瞬間です。コンパクトデジタルカメラのように成熟しているマーケットにおいて数量、シェアを伸ばすことは容易ではありません。商品力もさることながら、競争力のある価格であるかどうか、また適切なプロモーションを実施できているかなど販売会社とのコミュニケーションを密にしながら、着実に施策を打っていく必要があります。また生産工場と販売会社のパイプラインとして、精度の高い情報フィードバックを、事業部として広い視野を持って実施するよう心がけています。その結果として私たちのデジタルカメラをお客さまに購入していだだき、そのカメラを愛用していただいていることを思うと、また新しい力が湧いてきます。

世界で戦える製販・販売推進のプロになりたい

現在の目標は、まず販売推進業務をしっかりと身につけて、コンパクトデジタルカメラの販売を拡大していくことです。販売推進には経験はもちろん、多角的に手法の提案できるノウハウが必要です。販売会社から信頼を得て、世界で戦える製販・販売推進のプロになりたいと思います。そして将来は海外販売会社で、まさに販売の最前線で仕事をしたいと考えています。海外で異なる文化や現地の人と接する中で、これまでにない価値観や楽しみが発見できると確信しているからです。カメラを持って旅する楽しさを、一人でも多くのお客さまにお伝えしながらキヤノンのブランド確立、発展に貢献できればと思います。

※ 個人情報保護の観点から、仮名を使用している社員もいます。
※ 取材時の所属のため、異動している社員もいます。