キヤノン株式会社(以下「キヤノン」)が開発を進めているSEDテレビに関連して、米国ナノ・プロプライアタリー社(以下「ナノ社」)がテキサス州オースティンにおいてキヤノンに対し提起した訴訟の公判審理が、2007年5月3日に終了いたしました。ナノ社は、公判中に、キヤノンに対する詐欺の主張ならびにキヤノンUSAに対する全ての主張を取り下げました。また陪審は、ナノ社が損害を一切被っていないとの評決を下しました。
なお、キヤノンが両者間の特許ライセンス契約に違反した、そのために契約自体が終了した等の裁判所の従前の判断に関しては、承服しかねるところがあり、キヤノンとしては控訴する予定です。