ニュースリリース

2009年3月31日
キヤノン株式会社

「仕事と生活の調和推進プロジェクト」
2008年度の取り組み結果および今後のアクションプログラムについて

キヤノンは2008年度、厚生労働省が主催する「仕事と生活の調和推進プロジェクト」に参加し、下記2点の重点実施事項について取り組み、ワーク・ライフ・バランスを積極的に推進しました。

(1)時間内に効率的に働くワークスタイルの確立

ノー残業デー(水曜日と金曜日)の実施徹底を行い、実施日の定時退社率が67%から87%まで向上しました。実施徹底を行った当初は、実施日以外の時間外労働による総実働労働時間の増加を懸念しておりましたが、部門ごとの業務効率向上の取り組みや職場コミュニケーションの活性化により、2008年の年間総実働労働時間は1867時間となり、前年実績の1899時間から32時間削減することができました。

(2)仕事と育児の両立支援

育児休業からの職場復帰を支援するプログラム「ひまわりCLUB」のホームページの内容を充実させました。具体的には、休業期間の延長に対応し、従来は約100講座の研修メニューにビジネススキル系の研修を追加して170講座にまで拡充し、休業者の職場復帰を側面からサポートしました。
また、2009年1月に本社隣接地に地域開放型の東京都認証保育所を開設することにより、地域貢献を含めたワーク・ライフ・バランスの推進に取り組みました。
2009年度以降、キヤノンは「仕事と生活の調和」の実現に向けスローガン(「しっかり働き ゆっくり休む」~時間内に効率的に働くワークスタイルの確立~)を掲げ、下記2点の具体的なアクションプログラムに重点的に取り組んでいきます。

(1) 「ノー残業デー」の定着、時間外労働の削減に向けた取り組みを行い、全社員のワーク・ライフ・バランスを推進します。
(2) 「仕事」と「育児」の両立支援をさらに充実させるため、社内制度の見直しや啓蒙活動を行っていきます。

今後も「仕事と生活の調和推進プロジェクト」の参画企業としてこれらの取り組みを推し進め、仕事と生活が適度に調和した社会の実現に向けた社会的機運の醸成をより一層図るために、積極的に貢献していきたいと考えています。