新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたキヤノンの文化支援プロジェクト「写真新世紀」の2020年度(第43回公募)の受賞者が決定し、受賞作品展「写真新世紀展2020」を、10月17日(土)から11月15日(日)まで、東京都写真美術館(通称:TOPMUSEUM/東京・恵比寿)にて開催します。
優秀賞選出審査会の様子
2019年度グランプリ受賞者のプレゼンテーションの様子
「写真新世紀」2020年度(第43回公募)は、3月18日(水)から5月31日(日)の期間で募集を行い、国内外から2,002名(組)の応募がありました。応募数が2,000名(組)を突破したのは30年目を迎えた「写真新世紀」史上初めてのことです。これらの数多くの応募の中から優秀賞受賞者7名と佳作受賞者14名が選出されました。
【優秀賞 7名】
金田 剛、後藤 理一郎、セルゲイ・バカノフ、立川 清志楼、樋口 誠也、宮本 博史、吉村 泰英(五十音順/敬称略)
【佳作 14名】
石川 古雨、石川 琢也、小川 修司、郭 勇志、柏田 テツヲ、河津 晃平、五味 航、澤田 詩園、志賀 耕太、高崎 恵、ダビド・ナタナエル・ロブ、塚原 誠、遠山 寛人、藤原 香織(五十音順/敬称略)
10月17日(土)から11月15日(日)まで、受賞者の作品を展示する「写真新世紀展2020」と、昨年度のグランプリ受賞者である中村 智道氏の新作個展『Ants』を東京都写真美術館にて同時開催します。また、10月30日(金)には2020年度の優秀賞受賞者7名の中からグランプリを選出するグランプリ選出公開審査会を開催します。審査会では、優秀賞受賞者7名による作品のプレゼンテーションと審査員との質疑応答が行われ、その後審査員の審議により、グランプリが選出されます。
10月22日(木)には、受賞者および中村氏によるアーティスト・トークを行います。また、10月31日(土)には「第1回写真新世紀展」に出展し、本年度の審査員であるオノデラユキ氏・野村 浩氏の両審査員によるトークショーを二部構成で開催します。
金田 剛
『M』
(瀧本 幹也 選)
後藤 理一郎
『普遍的世界感』
(安村 崇 選)
セルゲイ・バカノフ
『The Summer Grass, or My mother's eyes through her last 15 years』
(ポール・グラハム 選)
立川 清志楼
『写真が写真に近づくとき』
(オノデラユキ 選)
樋口 誠也
『some things do not flow in the water』
(野村 浩 選)
宮本 博史
『にちじょうとひょうげん-A2サイズで撮り溜めた、大阪府高槻市・寺田家の品々-』
(椹木 野衣 選)
吉村 泰英
『馬の蹄』
(清水 穣 選)
氏名 | 受賞作品タイトル | 選出審査員※ |
---|---|---|
金田 剛 | M | 瀧本 幹也 |
後藤 理一郎 | 普遍的世界感 | 安村 崇 |
セルゲイ・バカノフ | The Summer Grass, or My mother's eyes through her last 15 years | ポール・グラハム |
立川 清志楼 | 写真が写真に近づくとき | オノデラユキ |
樋口 誠也 | some things do not flow in the water | 野村 浩 |
宮本 博史 | にちじょうとひょうげん-A2サイズで撮り溜めた、 大阪府高槻市・寺田家の品々- | 椹木 野衣 |
吉村 泰英 | 馬の蹄 | 清水 穣 |
氏名 | 受賞作品タイトル | 選出審査員※ |
---|---|---|
石川 古雨 | from my room | 野村 浩 |
石川 琢也 | Vectorized Vital Vortex | 安村 崇 |
小川 修司 | 女学生日和 | 椹木 野衣 |
郭 勇志 | 空(から) | 清水 穣 |
柏田 テツヲ | In to the Gray | 瀧本 幹也 |
河津 晃平 | Room for | 安村 崇 |
五味 航 | 尾根を渡る | 瀧本 幹也 |
澤田 詩園 | Strawman meme | 野村 浩 |
志賀 耕太 | Hologram and Two switches | オノデラユキ |
高崎 恵 | Peninsula | 椹木 野衣 |
ダビド・ナタナエル・ロブ | i Am Not The Most Important | ポール・グラハム |
塚原 誠 | わたしは世界と戯れる | 清水 穣 |
遠山 寛人 | 忘憂 | オノデラユキ |
藤原 香織 | 森から見る | ポール・グラハム |
作 者 | 中村 智道 |
---|---|
タイトル | 『Ants』 |
制作意図 |
作品というものは作者の主観からくるものだが、その主観は、この世で関与する他者にとってどのように映るものだろうか? 蟻を見る自分、そして蟻を見るように見られる自分、抗うことが出来ない巨大な力によって見られる自分という観点から、作品を制作。 人間と同じく、社会性を持つ、蟻を用いることで表現する。 しかし、彼らは、本当に小さい存在だろうか? 自分という存在は小さいが、その小ささも社会の単位によって変動する。 |
中村 智道(2019年度グランプリ受賞者)の新作
日 時 |
2020年10月17日(土)~11月15日(日)10:00~18:00 *毎週月曜日は休館日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館)。 |
会 場 |
東京都写真美術館 地下1階展示室 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 TEL 03-3280-0099 JR山手線「恵比寿駅」より徒歩約7分 東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」より徒歩約10分 |
出 展 者 |
2020年度 優秀賞受賞者7名、佳作受賞者14名 2019年度 グランプリ受賞者 中村 智道 新作個展『Ants』 |
主 催 | キヤノン株式会社 |
共 催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館 |
観 覧 方 法 | 事前予約不要 |
入 場 料 | 無料 |
日 時 |
2020年10月22日(木) 第一部 14:30~15:40 第二部 16:00~17:30 |
会 場 | 東京都写真美術館 1階ホール |
内 容 |
第一部 2020年度佳作受賞者14名による作品紹介、スライドショー 第二部 2020年度優秀賞受賞者7名と2019年度グランプリ受賞者による作品紹介、制作意図に関するプレゼンテーション |
参 加 方 法 | 事前予約不要 |
入 場 料 | 無料 |
日 時 |
2020年10月30日(金) 審査会 14:30~16:30 表彰式 17:30~17:50 受賞祝賀会 18:00~19:00 |
会 場 | 東京都写真美術館 1階ホールほか |
審 査 員 |
オノデラユキ(写真家)、椹木 野衣(美術評論家)、清水 穣(写真評論家)、瀧本 幹也(写真家)、野村 浩(美術家)ポール・グラハム(写真家)、安村 崇(写真家) (五十音順) |
定 員 | 先着90名(事前予約制) |
観 覧 方 法 | 要事前予約。申込方法は10月1日(木)、「写真新世紀」ホームページに掲載予定。 |
入 場 料 | 無料 |
日 時 |
2020年10月31日(土) 第一部 14:00~15:30 第二部 16:00~17:30 |
会 場 | 東京都写真美術館 1階ホール |
出 演 者 |
第一部 野村 浩(美術家) 第二部 オノデラユキ(写真家) |
内 容 | 共に「第1回写真新世紀展」に出展し、国内外の写真・アートシーンで高い評価を受けてきた両氏による、「第1回写真新世紀展」応募当時のエピソードやこれまでの活動の紹介、現在の写真・アートの現場についての考察。 |
定 員 | 先着90名(事前予約制) |
参 加 方 法 | 要事前予約。申込方法は10月1日(木)、「写真新世紀」ホームページに掲載予定。 |
参 加 費 | 無料 |
「写真新世紀」は、写真表現の可能性に挑戦する新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたキヤノンが主催する文化支援プロジェクトで、1991年にスタートし今年で30年目を迎えます。キヤノンでは受賞作品展の開催や受賞作品集の制作、ホームページでの情報発信など、受賞者の育成・支援活動を総合的に行うことで、次世代の写真表現を切り開く新しい才能を発掘し、写真界に新風を吹き込む活動を展開しています。これまでの応募者総数は33,359名(組)に上り、国内外で活躍する優秀な写真家を多数輩出するなど、新人写真家の登竜門として認知されています。
優秀賞選出審査会の様子
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2019年度グランプリ受賞者のプレゼンテーションの様子
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