気候変動の取り組み
再生可能エネルギーの活用
キヤノンは地域ごとの普及状況や各国の取り組みを考慮し、さまざまな方法で再生可能エネルギー活用を進めています。たとえばキヤノンベトナム(タンロン工場)などでは、敷地内に太陽光パネルを設置し、発電した再生可能エネルギーを活用しています。また、キヤノン蘇州、キヤノンベトナム(タンロン工場、ティエンソン工場)、キヤノンハイテクタイランド(アユタヤ工場)、キヤノンプラチンブリタイランドの4拠点5カ所では、2024年に引き続き再生可能エネルギーの環境価値を証書化した再エネ電力証書を取得し、2025年の使用電力を100%再生可能エネルギー由来にすることを実現しました。
さらに、キヤノンドイツ、キヤノン中国などの販売会社においても再生可能エネルギーや証書を活用しオフィスでの使用電力を100%再生可能エネルギー由来としています。こうした再生可能エネルギーの活用によりキヤノンヨーロッパおよびキヤノンUKではBREEAM※のExcellent評価を取得しました。
これらの再生可能エネルギー活用の取り組みにより、2025年度の再生可能エネルギーの使用量は、全世界で29万1,797MWhとなりました。
- ※ Building Research Establishment Environmental Assessment Methodの略。英国建築研究所による環境性能評価手法で建築物を「健康と快適性」「エネルギー」「廃棄物」など9項目に沿って評価します

脱炭素社会の実現に向けた高機能材料
次世代の太陽電池として注目されているペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン型太陽電池と比較して軽量で折り曲げられ、室内光でも発電できるため設置の自由度が高く、設備投資コストの抑制も期待されています。
キヤノンは、ペロブスカイト層(光電変換層)を被覆する高機能材料を開発中です。本材料はペロブスカイト太陽電池の耐久性と量産安定性の向上に寄与することが期待されています。
右: 新開発の高機能材料を積層したペロブスカイト太陽電池の構造
再生可能エネルギーを活用する新社屋の建設
キヤノンプロダクションプリンティングの新本社棟
キヤノンプロダクションプリンティングの新本社棟(オランダ・フェンロ―)は、ヒートポンプ、効率的な温冷水貯蔵システムやLED照明により、建物のエネルギー消費量を抑えています。さらには、ソーラーパネルの導入、電気自動車用の充電設備などが整備され、環境に配慮したオフィスとなっています。
アクシスの新本社棟
グループ会社のアクシスの新本社棟(スウェーデン・ルンド)は、ソーラーパネルやLED照明の導入、自転車通勤者のための自転車置き場の整備などを推進し、英国の環境基準「BREEAM」※のスウェーデン版「BREEAM-SE」のExcellent評価(5段階評価のうち上から2番目)に適合したオフィスになっています。
- ※ Building Research Establishment Environmental Assessment Methodの略。
英国建築研究所による環境性能評価手法で建築物を「健康と快適性」「エネルギー」「廃棄物」など9項目に沿って評価します
