ユーザーの身体条件や動作に関する項目です。
日常生活の中でどんな人でも出会う可能性がある問題に着目しています。
高くて届かない
身長が低い方やお子さま、車いすをお使いの方、高齢の方。誰にでも届くための工夫が必要です。
低くて届かない/かがめない
身体の負担が大きいため、しゃがむ姿勢は好ましくありません。できるだけ立ったまま使える工夫が必要です。
片手しか使えない
オフィスでは書類を、コンビニでは財布を片手に持ってコピーすることがあります。傘をさしながら写真を撮りたい場面もあるでしょう。片手で操作できることが重要です。
腕が上がらない
重いものを肩より高く持ち上げるのは大変です。ケガなどで腕が上がらないこともあります。できるだけ操作する高さを最適化したり、軽量化をする工夫が必要です。
つえ/松葉づえを使っている
つえは歩行補助具として普及しています。骨折などで松葉づえを使う人もいます。片手で操作できることは重要です。
指先が使えない/細かい動作ができない
手袋をしている方、指先をけがしている方、長い爪の方へも、操作が細かすぎない配慮が必要です。
手がすべる
手に持って使う製品は、落としにくいように、しっかりと持てる工夫が重要です。
素早く動けない/静止できない
体調や環境によって動作が安定しないことがあります。細かい操作、素早い操作を必要としない工夫が必要です。
筋力が小さい
腕や脚の力は、個々人によってさまざまです。製品の操作は、小さな力でもかんたんにできる配慮が必要です。
入れない、近づけない
身体を動かせる十分な広さがないと、持っている力を出しきれません。操作のための空間も含めて設計することが重要です。