思考に関わるもの
思考に関する項目です。
ユーザーはさまざまな条件によって影響を受けるため、細かな配慮が必要です。
集中できない
単調な作業を繰り返していると集中力が低下します。急いでいるときは単純な操作でも間違えてしまうことがあります。操作に失敗しても回復できる工夫をすることが必要です。
間違いに気づけない
見慣れない専門用語をすぐに理解できる人はいません。一般的な使い方と違う操作には戸惑ってしまいます。わかりやすい用語やスタンダードな使い方が大切です。
思い通りにできない
特殊な動作を必要とする操作、複雑で細かい操作、複雑な手順の操作は理解できても操作に手間取ってしまいます。できるだけ操作をシンプルにする工夫が必要です。
思い出せない
前に使ったことがあるのに、次に使うときにいつも思い出せなかったり、見慣れない用語ばかりで戸惑ったりするストレスを解消する必要があります。
覚えられない
複雑な仕組みはなかなか理解できません。関連がわからない情報は 覚えづらいものです。覚えなくても操作できる工夫が必要です。
識別できない
見慣れない図記号を見分けるのは非常に困難です。できるだけ日常的に見慣れた図や用語を使うことが必要です。
因果関係がわからない
「どうしてこうなったの?」と悩むのはストレスです。どうすれば問題を避けられるのか、原因と結果が分かりやすい見せ方、伝え方が求められています。
周囲の環境に影響を受ける
人に話しかけられるなど、操作を中断しても、すぐに再開でき、思い出せる分かりやすさが必要です。
周囲を見ない
操作する箇所の範囲が広いと、必要な情報を見落としやすくなります。音、光など、さまざまな手段で気づいてもらえる工夫が必要です。