高分子・低分子材料の機能設計・合成、微粒子の形成・分散、材料表面や界面の制御、多層膜やフィルムの形成、材料分析、材料シミュレーションなどを中心に、幅広い専攻分野の方に活躍の場があります。
材料技術
キヤノン製品の性能を決定するキーデバイス材料の研究開発、処方設計、材料評価を行う技術領域です。具体的に取り扱う材料例は以下の通りです。(1)記録材料(複写機・レーザープリンターやインクジェットプリンターの消耗材であるトナー/有機光半導体/インクなどの化成材料、帯電ローラー、現像ローラー/インクジェットヘッドなどの機能デバイス用材料)、(2)電子部品材料(有機ELなど)、(3)光学材料(レンズコート膜など)、(4)医用イメージング材料、(5)環境・エネルギー用材料
製造技術
キヤノン製品のキーデバイス材料を生産するために必要な、加工・製造プロセスといった技術開発を行うための技術領域です。一例として、インクやトナー、有機光半導体などの新規の製造プロセスの開発や、品質向上や低コスト化のための製造プロセスの改良などの業務があります。
分析・計測技術
機能・性能に関わる物性や現象を分析・計測の両面から解析して、製品開発の効率化や品質の向上に結びつける技術領域です。必要に応じて、分析手法・計測手法・観察技法そのものを開発することもあります。
解析・シミュレーション技術
材料設計・デバイス開発に必要なシミュレータの開発および製品の機能・性能に関わる現象のメカニズムを解明して、製品開発の効率化や品質の向上に結びつける技術領域です。一例として、材料(化合物そのもの)やデバイス(光半導体、帯電ローラー、インクジェットヘッドなど)における材料特性計算、物性シミュレーションなど、化学的知見に基づいて物理現象を解明・予測する業務があります。
品質保証
キヤノンブランドの信頼の礎となる品質の維持・向上に取り組む職務です。機能や信頼性、規制適合性など、製品の品質を確立する役割を持ちます。ソフトウエア、部品、音、電波などを含めた製品の品質保証、安全保証、品質マネジメント、法規制に関わる業務などを行います。