電子デバイス(半導体プロセス、デバイス設計、物性)、光学(光学設計、波動光学、物理光)、記録プロセス(物理全般、物性、有機材料、無機材料、電子材料)、解析・シミュレーション(計測技術、数値計算技術、物理全般)などを中心に、幅広い専攻分野の方に活躍の場があります。
電子デバイス技術
製品を構成するデバイス一般の技術開発、応用設計、評価および将来技術の研究開発を行う技術領域を指します。基礎的な研究から生産までを広く業務範囲としています。具体的にはCMOSセンサーなど、カメラ、複写機・レーザープリンター、インクジェットプリンターにおけるデバイスの開発・設計、製造プロセス・製造技術の開発、製品製造のための装置開発、将来展開のための新規デバイスの開発などを担当します。
光学技術
キヤノン製品の核技術である光技術に関わる技術領域を指します。基礎研究から生産までを広く業務範囲としています。具体的には、カメラ・事務機・ステッパーなどに用いられる光学系の設計・生産、光学材料や光学素子の開発・設計、またこれらを支える光学計測技術や光学理論(結像理論、収差論など)の構築を担当します。
記録プロセス技術
電子写真およびインクジェットによる印字・画像形成プロセスに関する技術領域を指します。具体的には複写機の基本技術である電子写真技術を扱い、感光ドラム・トナーなどの材料開発や一連の電子写真プロセス(帯電、露光、現像、転写、定着、クリーニング)の技術開発および設計を担当します。また、インクジェットプリンターにおけるヘッドの開発および設計、インクの開発、そして印字・画像形成プロセスの技術開発を担当します。
解析・シミュレーション技術
製品の開発・設計、新規技術の開発に必要な実験・計測技術、シミュレーション技術の開発を行う技術領域を指します。具体的には、電子写真プロセスやインクジェットプロセス、材料やデバイスにおける未解明の現象を実験・計測や理論・シミュレーションを用いて解明し、製品性能の向上を図るとともに、解明した原理に基づいた設計ができるようにします。また、開発期間・コストの削減や品質の向上を図る高度な製品設計を行えるようにするため、機構、熱、音響、電磁波など製品開発に必要なシミュレーション技術の開発を担当します。
品質保証
キヤノンブランドの信頼の礎となる品質の維持・向上に取り組む職務です。機能や信頼性、規制適合性など、製品の品質を確立する役割を持ちます。ソフトウエア、部品、音、電波などを含めた製品の品質保証、安全保証、品質マネジメント、法規制に関わる業務などを行います。