技術系社員紹介

化学系 材料技術

デジタルプリンティング事業本部

石川 未来イシカワ ミライ

2011年入社

プロの写真家や写真愛好家向けの
インクジェットプリンターに使用するインクの開発

入社以来、プロの写真家や写真愛好家向けのインクジェットプリンターに使用するインクの開発を行っています。特にプロ向けのインクジェットプリンターは、非常に高い水準の画像性能を求められます。またインクジェットプリンターは本体、プリントヘッド、インクカートリッジなどさまざまなパーツから構成されています。そのためインク開発は画像性能を高めることはもとより、関連パーツと組み合せた際の信頼性も守る必要があり、開発の道のりはかなり険しいものとなります。しかし、チームメンバーや関連部門のメンバーと意見を出し合い協力することで目標スペックを備えた製品を世の中に出すことができるとやりがいを感じます。

若手の意見を尊重する気風のある会社

私は専門が化学系だったため、初めは化学メーカーを中心に就職活動を行っていました。いろいろな企業の説明会で話を聞いているうちに、「色」に興味を持ち始め、さらにさまざまな分野の人が集まり一つの製品を作り出すメーカーに魅かれました。中でもキヤノンは、若手の意見を尊重する気風のある会社だとの先輩の助言もあり、キヤノンへの入社を決めました。実際入社してみると、インク材料設計を行う上で、化学の知識だけでなく物理、機械などさまざまな知識を総合して活用する必要性を実感します。また、若手が意見やアイデアを出すことを積極的に推奨する環境であるため、厳しくも毎日刺激にあふれる会社です。

自分が手掛けた製品がお客さまのもとに直接届く

自分が手掛けた製品がお客さまのもとに直接届くところに、やはりやりがいを感じます。 私が初めて携わった製品は2012年発売のプロ向けインクジェットプリンターでした。入社して間もなかったため、すべてに携われたわけではありませんでしたが、自身の関わった製品が、お客さまから評価していただけたことは今でもたいへんうれしく誇らしく思っています。新製品を開発する上で、今まで認識されていなかった新たな問題が発生することがあります。そうした問題を、検討を重ねて問題発生のメカニズムを解明し、そして対策を編み出すことができたときは技術者としてたいへんやりがいを感じます。

さらなる高画質、高品位な画像を生み出す インクジェットプリンターをめざして

さらなる高画質、高品位な画像を生み出すインクジェットプリンターを開発したいです。高性能と信頼性を兼ね備えるためには、まだ解明されていない現象を明らかにする必要があります。そうした現象一つひとつを解明し、課題を克服することで、製品のスペックを高め、さらには自身の技術力を磨いていきたいと考えています。そして、こうした検討の積み重ねを通して技術を極め、「ここの分野はあなたが第一人者だね」と言ってもらえるような人材に成長していきたいと考えています。

就職活動の機会を活用してさまざまな企業の方と
ぜひ話をしてみてください

ぜひいろいろな企業の方の話を聞いてください。話を聞いた人がどういった観点で仕事をしているか、何にやりがいをもっているか、就職してしまうと他業種の業務について詳しく聞ける機会は多くありません。さまざまな人から聞いた仕事への姿勢は、そのまま自分の目標にもできるのでチャンスは大いに活用してもらいたいと思います。その結果キヤノンに興味を持っていただけたときは、ぜひともキヤノンを一緒に盛り上げる仲間として切磋琢磨していきましょう!

一日のスケジュール

※ 個人情報保護の観点から、仮名を使用している社員もいます。
※ 取材時の所属のため、異動している社員もいます。