CGMST制度の魅力
まずは入社2年目で海外に行けることです。私の知っている限りでは、同級生の中で私が一番早く海外赴任を経験しています。
また、多様な業務にチャレンジできることも魅力だと思います。トレーニーの期間、国内の販売会社では、家庭用インクジェットプリンターのルートセールス、新規事業立案を経験し、海外の販売会社では新製品導入や市場リサーチ、マーケティング施策の立案を経験することができました。キヤノンでは営業部門の仕事が限られますが、トレーニー制度を通じて販売会社で経験を積めたことで、お客様に近い視点を得ることができました。社外に広く人脈ができたことも、今の仕事に役立っています。
海外で仕事をする上で求められるマインドや姿勢
第一に、主体的に動くことです。特に海外では、自分から行動しないと誰も動いてくれないし、助けてくれません。次に、切り替え上手でいることです。失敗することは当たり前。いちいち気にするのではなく、次失敗しないようにすぐ気持ちを切り替えることが大事です。
生活面では自分自身が健康でいることが何よりも大切だと思います。慣れない土地、環境での生活は気づかないうちにストレスがかかっています。自分の力を100%発揮するために、自己管理が必要だと感じました。また、現地の生活・文化を理解し、現地社員との良好な関係を作ることも意識していました。自分一人でできることは限られているので、日頃からコミュニケーションを取り、協力を得られる状態を作っておくことも大事です。
CGMSTを通して成長した点
困難に直面した時に、できない理由を考えて諦めるのではなく、どうにか乗り越える方法を考えられるようになったことです。海外でのトレーニー期間中、担当店舗で電卓の拡販試作を行ったのにもかかわらず、思うように売れ行きが伸びないことがありました。そこで諦めるのではなく、販売が好調な店舗に出向いてアイデアを得たり、担当店舗の販売員と直接会話をしたりして、課題の洗い出しを行いました。さらに、売り場の変更や販促物の作成など様々な方向から取り組んだ結果、最終的には担当店舗での売上を大きく伸ばすことができました。最後まで諦めずに自分の力をやり抜いたことで、自分に自信が持てるようになりました。もちろん、海外生活を通じて英語力も成長したと思っています。
幼少期から大学までサッカーにのめり込んだ学生生活
幼稚園からサッカーをしていて、小中高大とサッカーに打ち込んだ学生生活でした。大学では、体育会サッカー部に所属し、週6日活動していました。海外で生活、仕事をしてみたいという夢があり、部活と両立して英語の勉強に力を入れていました。海外留学も考えていましたが、部活に専念するために断念。代わりに電車移動などのスキマ時間を利用して、コツコツ英語学習に励んでいました。
教員になるか就職するか
就活中はスポーツ界に貢献したい、関わりたいと思っていたので、キヤノンが最近力を入れている自由視点映像技術や医療領域に魅力を感じていました。同時に、大学卒業後に教員免許を取り、中学や高校サッカー部の顧問になることも選択肢としてもっていました。OB訪問や面接を通して、出会ったキヤノン社員の話が非常に興味深く、就職するか教員を目指すかを相談した時も、親身に話を聞いてくれたことで、人柄の良さを感じ、入社を決意しました。将来は海外で働きたいと思っていたので、広く海外で事業を展開していたことも入社を決めた大きな理由の一つです。
世界共通言語である数字で勝負する
今後は、数字に強いビジネスパーソンになりたいと考えています。海外で仕事をしてみて、数字はグローバルに通用する言語であり、数字は嘘をつかないということを身を持って実感しました。現在は国内外の販売会社での販売計画を実現し、目標を達成できるように工場の生産、出荷を調整する業務を行っています。生産計画や販売データなど多様な数字データを見ながら、欠品を起こさないかつ、過剰に在庫を持たないように調整を行っています。将来自分が新しい商品を企画する際にも、採算性やコストなど数字をもとに考えることが必要だと思うので、今の経験が活きてくると思います。
また、世界のどこで仕事をしていても活躍ができるビジネスパーソンになるという夢があり、将来は海外販売会社社長になることが目標です・・・!
学生の皆さんへ一言
キヤノンは人を大切にする会社だと思います。意欲的な社員の成長のための投資を積極的に行っていて、経験が浅い入社2年目の社員をトレーニーとして派遣しているのは、キヤノンならではの制度だと思います。自発的に行動すれば、入社時には想像もしていなかった経験が出来るし、その経験は将来の自分のキャリアに必ず役立つと思います!
趣味や休日の過ごし方