キヤノンは、スポーツ分野で培った自由視点映像生成技術を応用し、キヤノン川崎事業所(住所:神奈川県川崎市幸区柳町70-1)に自由視点映像、3Dデータコンテンツの撮影から編集までを行う「ボリュメトリックビデオスタジオ‐川崎」を開設しました。スポーツに加え、エンターテインメントにもボリュメトリック※1映像制作の領域を広げ、新たな映像体験を提供します。
スタジオ撮影エリア
chelmicoライブ配信自由視点映像
(ワーナーミュージック・ジャパン様提供)
キヤノン川崎事業所内に「ボリュメトリックビデオスタジオ‐川崎」を開設しました。当スタジオでは、自由視点映像のほか、xR※2などに展開が可能な3Dデータコンテンツを、撮影から編集までワンストップで行うことが可能です。100台を超える専用の4Kカメラと独自の画像処理技術により、撮影とほぼ同時に高精細な映像や3Dデータを生成することが可能です。これにより、映像のライブストリーミング配信への活用や、コンテンツ制作期間の短縮化などを実現します。さらに、広い撮影領域を確保することで、複数人の同時撮影や大きく動く演技にも対応するほか、60fpsで撮影することで高速に動く被写体にも対応でき、多様なニーズに応じた映像制作が可能です。
2019年に自由視点映像を公開したラグビーの国際試合をはじめ、スポーツで蓄積した自由視点映像生成技術を応用したスタジオを開設することで、エンターテインメントを含めた幅広い分野でボリュメトリック映像制作が可能となります。テレビCMやミュージックビデオ、xRコンテンツを活用したイベントなど、さまざまなシーン・用途に向けて新たな映像体験を提供します。
当スタジオ活用の第1弾として、田向潤監督のもと、8月26日に女性ラップデュオ「chelmico」のライブストリーミング配信に向けた自由視点映像生成が行われました。複数の自由視点映像を同時に生成し、映像を切り替えることで、視点を大きく変えたダイナミックな動きを実現するほか、通常カメラの映像と自由視点映像をスムーズに切り替える「2次元と3次元を行き来する」というバーチャルライブのテーマに沿った演出をサポートしました。
*#ごちゃmazeハイパーバーチャルライブ https://www.youtube.com/watch?v=dZaaUyNIP3s
キヤノンのボリュメトリック分野における取り組み
被写体を囲むように設置した複数の高解像度カメラをネットワークでつなぎ、同じタイミングで多方向から撮影。撮影映像から高精細な3D空間データを構築します。そのデータをもとに、3D空間内で仮想カメラを自在に動かし、スポーツリプレイや分析、テレビCMやミュージックビデオなどに活用する2D自由視点映像や、xR/ホログラムコンテンツなどに活用する3Dデータを生成します。
・ ボリュメトリックビデオ撮影スタジオ
・ 撮影スペース : 8 m(幅)× 8 m(奥行)×3.5 m(高さ)
・ ステージサイズ : 20 m(幅) × 15 m(奥行) ×4.25 m(高さ)
・ グリーンバック
・ 音源再生、収音可能
*「ボリュメトリックビデオスタジオ‐川崎」詳細 https://global.canon/ja/vvs/
通常カメラからの映像
(ワーナーミュージック・ジャパン様提供)
左と同じ場面の自由視点映像
(ワーナーミュージック・ジャパン様提供)
スタジオに設置され撮影に使用したカメラ
chelmico Mamikoさんによる視点操作
スタジオ撮影エリア
848KB (3011px×1694px)
キヤノンのボリュメトリック分野における取り組み
75.9KB (730px×460px)
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