ネイチャーポジティブをスローガンとした取り組み
キヤノンオーストラリア -回復から豊かさへ
シドニーに本社があるキヤノンオーストラリア。オーストラリアには、手つかずの森林や山が広がる国立公園がいくつもあり、自然に恵まれています。
回復から豊かさへ:レインフォレスト・レスキューで自然環境を変える
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キヤノンオセアニアは、熱帯雨林の保護・植林・保全に取り組んでいる非営利団体「Rainforest Rescue(レインフォレスト・レスキュー)」のシルバーパートナーとして、クイーンズランド州モスマンにあるデインツリー国立公園の森林への植林を定期的に支援しています。これは、従業員の1周年記念日やナショナル・ツリー・デーのお祝い、また企業行事が環境に与える影響の軽減に貢献するために行っています。
熱帯雨林は地球の肺と考えられています。熱帯雨林ほど大気中のCO2を効果的に吸収するものはありません。
キヤノンは2018年以来、熱帯雨林の保護、植林に取り組んでいるクイーンズランド州の非営利団体「Rainforest Rescue」のシルバーパートナーです。森林再生活動への継続的な支援の一環として、オーストラリアに拠点を置く全従業員の1周年記念日に苗木をプレゼントし、デインツリー国立公園のキヤノンの森に植えています。同様に、ナショナル・ツリー・デーに、従業員は自分の裏庭またはキヤノンの森に天然木を植えることができます。これまでに、5,100本以上の木を植えてきました。この取り組みは、キヤノンオセアニアの脱炭素化へのコミットメントに貢献し、貴重な生物多様性の回復に寄与します。
またキヤノンオセアニア助成金によって、「Raiforest Rescue」は最先端のカメラ技術で森林再生の取組みの進捗状況を追跡し、記録を行うことが可能になりました。キヤノンを含む各団体からの資金援助により、クイーンズランド州モスマンのナイトウィングスに150種の樹木が植えられ、それ以来、ヒクイドリが定期的に目撃されるようになりました。オーストラリア北部や東南アジアに生息するヒクイドリのような鳥は、「Rainforest Rescue」が関わる以前は熱帯雨林でめったに目撃されることはありませんでした。15ヘクタールの敷地では、他の種類の鳥も発見されており、その中には、ハシビロコウ、イチモンジインコ、オオジシギの巣も含まれています。さらに、肉食のバッタや美しいユリシス蝶(オオルリアゲハ)など、様々な昆虫が発見されています。