4つの産業別グループにおける環境配慮の考え方と取り組み
メディカルグループの取り組み

幅広いヘルスケア分野へのニーズが増大している中で、メディカルグループは医師と患者さんに寄り添う技術や製品開発を行っています。さらに、「ITヘルスケア」や「体外診断」の領域にも注力しており、医療のさらなる発展に貢献していきます。

目標

脱炭素(CO2削減)

メディカルグループ全体で、スコープ1,2におけるCO2排出量を2030年までに対2022年比で42%削減、スコープ3(カテゴリー1、11)におけるCO2排出量を2030年までに対2022年比で25%削減することを目標としています。

資源循環

製品の資源循環を推し進め、製品包装の脱プラスチックの推進、木製パレットの木くずとしての再利用などにより廃棄物排出年率1%削減の目標達成を目指しています。

キヤノングループCO2総排出量削減目標

戦略

今後の方向性

少ない資源(原材料、エネルギー)でものをつくり、サービスを提供していくことで、コスト削減だけでなく、お客様の経済性改善につなげていきます。
また、地域・社会と連携し、生物多様性の保全活動を推進していきます。

施策

製品ライフサイクル
製品ライフサイクル
① 原材料における施策

製品の小型化、軽量化により原材料の削減を実現します。

② 生産における施策

製造設備の待機電力削減、高効率機器への更新行い、脱炭素対応を進めています。

② 生産における施策

製品梱包において、プラスチック製の緩衝材固定材を紙製に変更する、また緩衝材そのものを使用しないなどの活動を行っています。

③ 流通における施策

製品輸送時、トラック輸送・飛行機輸送から鉄道輸送・船舶輸送へのモーダルシフトを行いCO2排出量の削減に努めています。

④ 使用・維持における施策

医療機器の環境配慮設計の国際規格であるIEC60601-1-9に準拠した製品開発・設計プロセスのもと、エネルギー消費量や資源使用量を削減するためのさまざまな施策を実施しています。

⑤ 廃棄・リサイクル

中古医用画像機器の改修・保守に関する国際基準であるIEC63077に準拠した「セカンドライフ」という改修プログラムを実施し、使用済み製品の再生や使用済み部品の再利用に取り組んでいます。