時代の変化に沿って、
強靭な意志をもって自らを変え、
さらなる繁栄を図ります。
世界はいま、不透明で波乱要因に満ちた状況に置かれています。一方、進歩を続けるテクノロジーは止まることなく世界を動かし、人々の価値観や生活に大きなインパクトをあたえています。
キヤノンは、AIの加速度的な発展などを見据えながら、事業ポートフォリオを大幅に入れ替えてきました。2021年にスタートさせた中長期経営計画「グローバル優良企業グループ構想フェーズVI」では、プリンティング、メディカル、イメージング、インダストリアルの4つの産業別グループにグループ会社を含めて組織を再編成しました。グループ内での技術交流を深め、将来技術の開発や生産技術の強化を行うことで事業拡大を図り、新事業創出にも注力しています。
1988年、キヤノンが掲げた企業理念「共生」には、すべての人々が文化や習慣などあらゆる違いを超えて、幸せに暮らせる社会を構築し、かけがえのない地球環境を次の世代に引き継いでいくという思いが込められています。いま、さまざまな社会課題の解決が求められるなか、キヤノンは環境対応を加速しながら、より快適でより豊かな生活、ビジネス環境、より安心・安全な社会を支える新たなイノベーションを創出してまいります。
社会のなかで生きる企業にとって、社会とともに変わり続けることは必然とも言えます。キヤノンにとって、変化は進歩であり、変身は前進です。これからも、創業以来のDNAである「進取の気性」「三自の精神」をもって、永遠に技術で貢献し続け、世界から親しまれ、尊敬される真のグローバルエクセレントカンパニーに向け、変身と挑戦を続けてまいります。
みなさまにおかれましては、温かいご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
キヤノン株式会社
代表取締役会長兼社長 CEO