新たな産業別グループの現況（イメージング）

暮らしを彩る。社会のインフラを支える。
イメージングの可能性はひろがり続けます。

社会の未来を切り拓く光学技術

カメラと映像の世界をリードし続けてきたキヤノンのイメージング技術は、その可能性をさらにひろげ続けています。創業時から培ってきた「光学技術」とAIなどの「デジタル技術」を組み合わせ、人々が「幸せを感じる」ような映像体験を提供することはもちろん、街の安心・安全や工場の自動化など、社会インフラの進化にも貢献。映像解析、VR・AR・MR、ロボットの「眼」など、新しい技術をさらに発展させ、明るい未来を開拓していきます。

安心・安全と効率化を実現するネットワークカメラ

防犯や防災など、社会を見守るインフラの一部となっているネットワークカメラシステム。キヤノンは、カメラ本体や映像解析ソフトウエアなど、さまざまなかたちで社会課題に対するソリューションを提供してきました。これからも道路の交通量監視や製造現場での安全確保、医療・介護施設における状況把握など、持続可能な社会に欠かせないDXを推進するソリューションを発展させ、スマートシティの実現に貢献していきます。

写真・映像文化の発展をつねにリード

ボリュメトリックビデオ技術最先端のその先を追求してきたカメラ事業も、進化を止めることはありません。動画・静止画ともに「快速・快適・高画質」を追い求めるレンズ交換式カメラ「EOS」は、ミラーレスカメラを中心に、撮影者にとって理想の表現を追求する多種多様なレンズとともに、初心者からプロまで幅広い層から高い人気を集めています。また、手軽に高画質・高音質撮影が楽しめるVlogカメラなど、ニューコンセプトカメラも展開。さらに、臨場感のある3D映像でエンターテインメントなどさまざまな分野に新しい楽しみ方を可能にするVRシステム、開発や生産の現場で活躍するMRシステムなど、高画質と効率性を実現するXRシステムをいち早く提供するなど、新たな映像体験をリードし続けています。

※HDRはハイダイナミックレンジの略。映像フレーム内の最も明るい部分と最も暗い部分の範囲が広い映像

臨場感あふれる映像制作を実現

高い光学性能と使いやすさを同時に実現する放送用レンズを核に、世界中の放送局や制作会社から絶大な支持を得ているキヤノンの放送機器。プロフェッショナルの要求に応え、色再現や人肌の表現、操作のしやすさに定評のあるデジタルシネマカメラ「CINEMA EOS SYSTEM」や業務用4Kディスプレイなど、入力から出力まで一貫したソリューションを提供しています。
さらに、自由な視点で映像がつくれるボリュメトリックビデオ技術や、映像制作現場の効率化に貢献するリモートカメラシステムなどを実用化。これまでになかった映像表現を可能にしています。

カメラ、映像管理、映像解析を自在に組み合わせたソリューション

ネットワークカメラにおけるキヤノンの強みは、カメラ本体、カメラ映像を録画・管理するビデオ管理システム（VMS）、映像解析ソフトウエア（VCA）というシステムすべての要素をグループ内にもつことです。カメラのみならず顔認証などのVCAも提供するキヤノン株式会社、AIによる映像解析を搭載したカメラを手掛けるネットワークカメラ世界大手のアクシス、13,000機種以上のカメラと連携できるVMSを展開するマイルストーン、映像解析技術に優れるブリーフカム、映像監視クラウドサービスを提供するアーキュリーズが一丸となってシナジーを発揮し、お客さまの課題にあわせたソリューションを構築します。
そして、さらなる強みは「オープンプラットフォーム」。他社のカメラやアプリケーションと自由に組み合わせて、システムの構築・拡充が自在に行えます。