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EOS RシステムEOS Rシステム

EOS Rシステム

新たなレンズマウントを採用し、撮影領域を拡張させる新カメラシステム。
時代が求める高画質化を加速させるとともに、映像表現の新たな可能性を切り拓いていきます。

2019/5/10技術紹介

#イメージング技術#自動化#機械工学#電気工学#物理学#半導体

一眼レフカメラを巡る30年間の変化

1987年、キヤノンは完全電子マウントを採用した初の一眼レフカメラ「EOS」を世に送り出しました。それから約30年、一眼レフカメラの世界にはいくつもの大きな変化の波が押し寄せました。特に大きなパラダイムシフトとなったのがフィルムからデジタルへの移行です。鑑賞はプリントに加え、ディスプレイでも行われるようになり、さらにインターネットを活用した作品の共有や発表も今は当たり前になっています。
今や静止画と動画の境界線もなくなりつつあり、映像表現を巡る価値観とニーズ、環境はますます多様化し、かつ高度化しています。そこで2018年、キヤノンがこのような時代の進化の中で開発した、新たなカメラシステムが「EOS Rシステム」です。開発コンセプト「Reimagine optical excellence」から取られた「R」の文字には、イメージングの世界を再構築するという、キヤノンの強い決意が込められています。

レンズの理想を実現するRFマウント

EOS Rシステムの開発にあたっては、光学、メカ、電気のエンジニアに加え、映画制作用向けのカメラや監視カメラの担当者たちも組織の垣根を越えてプロジェクトに参加しました。メンバーたちがまず着手したのは、EOSシステムの強みを問い直すこと。既存のEOSシステムを採用するキヤノンの一眼レフカメラは、プロからアマチュアまで、世界中のカメラマンに愛用されています。その理由は何かということを改めて探ったのです。そこで導き出された答えが、カメラとレンズを高度に連携させる高性能の「マウント」でした。
EOS Rシステムでは、これまで採用していたEFマウントではなく、新たに開発した「RFマウント」を採用。キヤノンの考える理想のレンズの実現のために、54mmの大口径のマウントに加え、レンズ最後端とCMOSセンサーの距離を短くしたショートバックフォーカスの構成としています。
これにより、レンズ設計の自由度が高まった結果、高画質化、高スペック化、小型軽量化という大きなメリットに結びつけることができました。

イメージイメージ

撮影領域の拡大を実現した大口径マウントとショートバックフォーカス

イメージイメージ

軽量化と堅牢性を両立したEOS Rの構造

革新的技術を実現したキヤノンの挑戦心

RFマウントはカメラ本体とレンズの「対話」も加速させました。カメラとレンズが連携し、オートフォーカスや絞りを高精度に制御する完全電子マウントは、今までのEOSシステムの思想、「快速」「快適」「高画質」を受け継いでいます。
「RFマウント」では、通信接点数をEFマウントの8ピンから12ピンとして通信を高速化し、すべての光学情報と光学補正データをレンズ側で保持し、それをリアルタイムで通信することで高画質化にも対応しています。
例えば、絞りやシャッター速度、ISO感度や露出補正の設定に割り当てられる「コントロールリング」操作や、画像を最適化する「デジタルレンズオプティマイザ」に必要なレンズ情報を、レンズからカメラに高速に送信する機能の搭載を実現しました。
これらは、新たなマウントシステムだからこそ可能になった新機能です。今後、新たな技術が登場したときにも対応できる素地をつくり、ニーズの変化にも対応し、さらに発展させられるようにすることが今回の開発の大きなポイントにもなりました。
開発をリードした技術者たちは、「EOS Rシステム」が撮影領域を広げることで、お客さまに映像表現の新たな価値を提供したいと考え、非常に多くの議論を時間をかけて行いました。
しかし、挑戦はまだ始まったばかりです。お客さま、そしてマーケットのニーズをとらえ、それを凌駕するプロダクトを生み出すべく、キヤノンの技術者は挑戦し続けます。
そのモチベーションとなるのは、「CANON」のロゴが入ったカメラを手にした人たちの笑顔であることは言うまでもありません。

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