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いにしえの美を未来に継承するいにしえの美を未来に継承する

綴プロジェクト

キヤノンの最新のデジタル技術と伝統工芸の技を融合して実現した綴プロジェクト。
鑑賞の機会が限られている貴重な文化財の高精細複製品を製作し、一般に公開することで、いにしえの美を受け継いでいきます。

2018/12/27活動紹介

#イメージング技術#社会貢献#機械工学#電気工学#情報工学#物理学#化学

オリジナルに限りなく近い高精細複製品が鑑賞の場を広げていく

2007年、キヤノンと特定非営利活動法人京都文化協会は、鑑賞の機会が限られる貴重な日本の文化財を、最新のデジタル技術と伝統工芸の技の融合により複製し、一般公開する綴プロジェクトを開始しました。高精細複製品は、キヤノンの最新のデジタル一眼レフカメラで文化財を撮影し、独自のノウハウで色を補正処理したデータを大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」で原寸大に印刷。必要に応じて、京都の伝統工芸の職人が金箔や装飾を施し、完成させます。
日本の貴重な文化財のなかには、紙・布・木材・漆など脆弱な材料からできているものが数多くあります。文化財の歴史的・学術的価値を伝えるために鑑賞の機会を設けることは必要ですが、劣化からも保護されなくてはなりません。これまで綴プロジェクトでは、35点(2017年12月現在)の価値ある屏風・襖などを複製。公開の機会を創出してきました。なかには、俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」や伝藤原隆信筆「神護寺三像」など、数多くの国宝も含まれています。2017年には東京国立博物館において、長谷川等伯筆「松林図屏風」とフリーア美術館(米国)所蔵の尾形光琳筆「群鶴図屏風」の高精細複製品と映像のインスタレーションを組み合わせた新たな鑑賞スタイルで展示されるなど、鑑賞の場はさらに大きな広がりを見せています。

新たな日本美術体験「びょうぶとあそぶ」

2017年に東京国立博物館で開催された体験型展示 親と子のギャラリー「びょうぶとあそぶ」では、綴プロジェクトの「松林図屏風」「群鶴図屏風」の複製品と映像のインスタレーションを融合。来場者は畳に座り、「松林図屏風」を見ながら、背後の半円形大型スクリーンに映し出される映像や音楽、風、香りなどの演出により、松林の中にいるような感覚を体感。また、「群鶴図屏風」の展示では、人の動きに合わせてスクリーンの鶴が舞う演出で、インタラクティブな体験を楽しみました。

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長谷川等伯筆「松林図屏風」(高精細複製品)の展示

制作プロセス

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1. 入力
貴重な文化財の高精細質感データを分割撮影で取得

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2. 色合わせ
その場で出力してオリジナルと色合わせ

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3. 出力
繊細な質感を再現する世界最高レベルのプリンティング技術で出力

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4. 金箔 金泥 雲母
伝統工芸の技で経年変化の色まで再現

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5. 表装
京の職人に伝承され続けた確かな表具技術で再現

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