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世界遺産を映像で遺す世界遺産を映像で遺す

高精細4Kカメラ

世界遺産の姿を、高精細映像で次世代に遺す。
常に最高水準を追求するTBS『世界遺産』の制作スタッフがキヤノンの4Kカメラについて語ります。

2018/12/27活動紹介

#イメージング技術#機械工学#電気工学#情報工学#物理学

厳選した世界遺産を4Kカメラで撮影する

人類が共有すべき貴重な世界遺産の姿を、テレビを通して人々に伝え続けてきたTBS『世界遺産』。「番組のコンセプトは、世界遺産の姿を“時代ごとの最高水準の映像技術”によって記録して後世に遺すことです。“映像資産を未来に遺す”という志を持って、制作に臨んでいます」と、4K特別篇プロデューサーの小川 直彦さんは語ります。

「4K特別篇」(年4回放送)は、特に時間をかけて高精細映像を制作。これは、厳選した世界遺産を全篇4Kカメラで撮影し、地上デジタル放送のためにフルHDに変換して放送するもので、2017年12月10日放送の「世界一の美酒を生んだ丘—シャンパーニュ地方の丘陵とメゾンとカーヴ」(メゾンは酒造販売会社、カーヴは貯蔵庫)も、その一つです。

この地は、シャンパーニュ地方がシャンパンの生産(栽培・醸造・流通)を確立した地であったこと、シャンパンが世界的な祝杯の酒となった文化的・歴史的価値などが認められ、2015年に登録されました。ディレクターの田口 亮さんは、「シャンパーニュ地方の美しい丘陵と、シャンパンの繊細な泡を4Kで撮影してみたいという思いからこの企画がスタートしました」と、振り返ります。

撮影チームは、ぶどうの収穫時期の9月に、キヤノンの最先端技術を搭載した「EOS C700」や「EOS C300 Mark Ⅱ」など、4台の4Kカメラで撮影に臨みました。シャンパン誕生の地として知られるオーヴィレール村や、多くのメゾンが集まる町、エペルネなどを訪れ、ぶどう畑の姿、約300年前から変わらない製造方法、祝杯として世界に広がっていった過程などを伝える映像を4Kカメラに収めていきました。

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メインカメラとして使用された「EOS C700」

より美しく、より印象的な映像に仕上げるために

現在、4K特別篇は、「Canon Log」というキヤノン独自の記録方式で映像を記録しています。「普通の方式で撮影した場合は、明るい空の雲のディテールを出そうとすると、影になっている畑の部分が黒くつぶれてしまったり、反対に、暗いところのディテールを出そうとすると、明るい部分が白く飛んでしまったりすることがあります。でもこの方式で記録したデータを後からカラーグレーディング(色彩補正)すると、どちらもしっかり出すことができる。つまり、各シーンごとに、リアリティや臨場感などにこだわった、より美しく、より印象的な映像に仕上げられるのです」(田口さん)。

今回の撮影を支えたキヤノンの技術は、これだけではありません。「暗いカーヴ内での撮影では、通常よりISO感度を上げることができました。感度を上げるとノイズが出やすいのですが、EOS C700は暗部に強いため、石壁の質感など、暗い部分の階調もしっかり出せました」(室屋 優樹さん)。さらに、シャンパンの最大の見せ所となる泡の撮影では、単焦点マクロレンズEF180mm F3.5L マクロUSMが活躍。

「下からわき上がってくる泡の動きを印象的にとらえることができました。交換レンズが豊富なので、シーンに合わせてレンズを選び、C700と組み合わせることで映像の品質をさらに上げられるのです」(室屋さん)。

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TBSテックス 現業本部 取材技術部 ビデオグラファー
室屋 優樹さん[左]

TBSビジョン メディア事業本部 ディレクター
田口 亮さん[中央]

TBSビジョン メディア事業本部 副本部長 (4K特別篇プロデューサー)
小川 直彦さん[右]

イメージイメージ

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