キジ目キジ科 全長 オス約80cm、メス約60cm
林縁部や耕作地、河川敷きなど森の外側が住みか。メスはヤマドリに似ている(ヤマドリは山の深い森で、沢筋などにいる)。
鳴き声
※鳴き声が再生されます。
一夫多妻が普通の哺乳類とちがい、鳥の90%以上の種は一夫一妻制です。例外として、一妻多夫や一夫多妻もありますが、日本の国鳥・キジは一夫多妻です。子育てはメスがおこない、オスは協力しません。
ただし、男性諸君はうらやむなかれ。生物はだいたい雌雄同数なので、キジでは、大モテのオスがいる一方で、メスに選ばれない独身のオスのほうが多いことになるのです。
野鳥の多くは、目も開かず、羽も生えていない状態で孵化します。しかし、巣立つ頃には親と同じくらいのサイズになっているので、大きさで親子を区別するのはむずかしいのです。
カモやキジは例外で、孵化したひなはうぶ毛のような羽毛にくるまれていて、すでに目が開いていて、自力で歩いてすぐに巣を離れます。巣が地上にあるこれらの種は天敵に襲われる可能性が高いため、丸裸で生まれ、何日も巣にとどまるわけにはいかないのでしょう。