経営計画

グローバル優良企業グループ構想 フェーズV 2016-2020

世界で親しまれ、尊敬される、真のエクセレントカンパニーをめざして。
1996年から推進する中長期経営計画「グローバル優良企業グループ構想」は、Phase I、II、III、IVと着実に成果をあげてきました。Phase Vでは「戦略的大転換を果たし、新たなる成長に挑戦する」という基本方針を掲げ、7つの主要戦略を実行しています。

1原価率45%を実現する新生産システムの確立

設計、調達、生産技術、製造が一体となった日本のマザー工場機能の強化を図るとともに、ロボット化・自動化など生産技術の高度化を進め、トータルコストダウンを追求します。

取手工場で研修を受けるキヤノンプラチンブリタイランドの社員

2新規事業の強化拡大と将来事業の創出

現行事業の横展開を図る関連多角化により、新事業を創出・拡大する一方で、有望な分野にはM&Aも含めて経営資源を重点的に配分し、事業の早期拡大を図ります。

3市場の変化をとらえた全世界販売網の再構築

既存の販売組織を見直し、リアルとネットを融合させたオムニチャネル化、お客さま基点のソリューションビジネスの強化・拡大、新興国の市場開拓に注力します。

4オープンイノベーションによる研究開発力の強化

自前主義を脱却し、国内外の大学・研究機関との共同・委託研究を推進するなど、外部の技術や知識を積極的に活用する研究開発体制を構築します。

5世界のダイナミズムを取り込む世界三極体制の完成

積極的にM&Aを実施して将来有望な事業の獲得を推し進め、日米欧三極がそれぞれの地域特性を生かして包括的かつ効率的に経営を行う体制を完成させます。

6地球儀を俯瞰して職務を遂行するグローバル人材の育成

世界規模で人材活用の最適化を図るとともに、世界中から経営幹部候補を選抜し、国境を超えたキャリアローテーションを通じて人材育成を図ります。

7新たなる成長の原点となるキヤノンスピリットの再強化

創業以来、成長の根底にあったキヤノンのDNAである「進取の気性」「三自の精神」の行動指針を再活性化し、戦略的大転換を果たします。

新時代のソフトウエア技術者を育成する研修施設を開設

AI、IoTの時代を迎え、AIの活用による製品の差別化、製造現場でのIoT対応など、ソフトウエア開発の需要が拡大しています。2018年、キヤノンはソフトウエア技術者を育成する研修施設「CIST(Canon Institute of Software Technology)」を新設。
新入社員や職種転換者向けの講座をはじめ、スキルアップ研修、事業を牽引するトップレベルのエンジニア育成まで、充実したカリキュラムを用意しています。
さらに今後は、データサイエンティスト、AI、セキュリティなど多様な講座を開設し、技術者のレベルアップと製品開発力の強化を図っていきます。

大田区下丸子に新設された「CIST」(上)、画像処理の研修(下左)、電気・メカ・ソフトの複合研修(下右)

フェーズ Vへと至るキヤノンの歩み

フェーズ I 1996-2000

「全体最適」と「利益優先」への意識改革を図り、キャッシュフロー経営を徹底。事業の選択と集中、生産革新や開発革新など、数々の経営革新を始めました。

フェーズ II 2001-2005

「全主力事業世界No.1」を掲げて、時代の潮流となった製品のデジタル化を一気に推進し、競争力強化に努めながら、全世界のグループ会社の体質改善を進めました。

フェーズ III 2006-2010

現行事業の強化、新規事業拡大など、新たな成長への戦略を進める一方で、サプライチェーンマネジメントの徹底やIT革新を実行しました。

フェーズ IV 2011-2015

規模の拡大を追求する経営方針の転換を図り、財務体質を強化するとともに、積極的にM&Aも実施しながら、将来の飛躍に向けた新たな成長エンジンとなる事業基盤の再構築を進めました。