ネットワークカメラが実現する社会
来園者の安全を見守り続け、
夜間の動物も見守る動物園
親しまれる動物園を人の目だけで見守り続けることは大変
1859年に開園し、北欧最古そしてヨーロッパでも有数の歴史をもつデンマークのコペンハーゲン動物園。広大な敷地に現在250種4,000以上の動物たちが集い、動物たちとの近い距離感が魅力となって、多い時には年間150万人以上が訪れる人気スポットです。しかし、現場のスタッフたちにとって、多くの来園者と動物たちを人の目だけで見守り続けることには限界がありました。
そこで約7年前に取り入れられたのがネットワークカメラシステムです。動物園では、来園者の見守りだけでなく、夜行性も多い動物たちの行動観察や、出産や病気の兆候もつかみたいと、暗がりでも高画質が得られることを求めて選考。選ばれたのは、キヤノンのグループ会社アクシスコミュニケーションズ(以下、アクシス)とマイルストーンシステムズ(以下、マイルストーン)の多様なネットワークカメラとビデオ管理ソフトウエアでした。
暗がりでも高画質、そして堅牢性が必要な動物園のネットワークカメラ
チンパンジーなど好奇心の強い動物はカメラにも興味津々で、たたいたりすることもよくあります。たたく力は想像以上に強く、堅牢性に優れたカメラが必要です。多彩なラインアップをもち、厳しい品質検査を受けるキヤノングループのネットワークカメラはここでも威力を発揮。いたるところから映像をチェックできる映像管理ソフトウエアも高く評価され、カメラはいまや200台以上が設置されています。もちろん、来園者の見守りでも、危険な場所への立ち入りがあれば、すばやくスタッフが駆け付けられるようになるなど、効率化に大きく貢献しています。
また、サイの赤ちゃんの誕生時にはデンマークの公共放送でネットワークカメラ映像が放映されるなど、動物園にとって欠かせない存在になったキヤノンのネットワークカメラシステム。お客さまそれぞれのニーズにカメラとソフトウエアの多彩な組み合わせで応え、世界中で活躍の場をひろげています。