開発、設計、生産技術、製造が一体となって生産を行い、世界中の工場の手本の役割を担う「マザー工場」をはじめ、基幹となる生産拠点があります。
開発、設計、生産技術、製造が一体となって生産を行い、世界中の工場の手本の役割を担う「マザー工場」をはじめ、基幹となる生産拠点があります。
「魅力あるものづくり」へ ~新たな価値の創造~
光半導体センサーなどの製品のキーとなる部品、レーザープリンターの心臓部であるトナーカートリッジなどを生産しています。光半導体センサーのパッケージ生産において、得意とする高品質製造技術にクリーンアッセンブリー技術を融合することで、世界最高水準の品質を実現し、常に、より高性能、高品質なものづくりに挑戦しています。
真空技術を基盤に、有機ELディスプレイの生産を支える
スマートフォンやテレビなど、身近な製品に欠かせない有機ELディスプレイの製造装置において確固たる地位を築いています。人の和と独自の技術で、真空下での成膜装置など、先進的な製造装置の開発・製造・販売サポートを展開。常に変化する時代に挑戦しています。
インクジェット技術とともに進化を続ける基幹工場
インクジェットプリンターの本体、インクカートリッジ、インクタンクなどの生産を行っています。
自前で生産設備や金型の設計、製作、保全まで一貫して実施。部品加工、精密組立、成形、など幅広い技術を備え、ものづくりの現場で培ってきた匠の技と、IoT技術の融合で高度な生産技術を確立し、高品質かつ信頼性の高いものづくりを実現しています。
医療現場を支える高い品質と技術のものづくり
キヤノンの成長事業であるメディカル事業の主軸として、CT装置やMRI装置をはじめとしたさまざまな医療機器の開発、製造、販売、技術サービスを行っています。
世界中の人々の生活・健康に長く貢献する製品を作り上げる、少量多品種ものづくりを推進。自動化を推し進めながらも、「現代の名工」をはじめ、人の手によるものづくりも受け継がれています。
光学技術の粋を集めた、レンズの主力工場
レンズの主力工場として、カメラの交換レンズ、テレビ局などで使われる放送用レンズ、その他光学部品を生産しています。技術の粋を集めた「白レンズ」と呼ばれるプロ向け望遠レンズなどの高級レンズが1本1本作られており、キヤノンの名匠やマイスターなど、卓越した技能者を多数輩出。また、水を多く使うレンズ工場として、使用した水の完全リサイクル使用を実現するなど、環境面でも世界をリードする取り組みを導入しています。
半導体チップやディスプレイをつくる装置を、世界へ
半導体チップやディスプレイパネルを製造するための「露光装置」という産業機器の開発・生産を行っています。 100万分の1mm単位での精度が求められるため、キヤノンが得意とする光学技術や精密技術を生かした大型ミラー(レンズ)や位置決め制御、高速計測など、広範囲な分野の最先端技術を駆使。なかには2階建ての家ほどもある大きな装置を、ほこりやごみを抑えた「クリーンルーム」で生産しています。世界を相手にビジネスを展開。できあがった装置は、世界各地にある名だたる工場へと出荷されていきます。
先進の金型技術により、世界の産業に貢献
自動車、電気製品、カメラ、事務機、文具、食品容器、医療機器など多様な製品ジャンルの生産に使用される「プラスチック金型」の専業メーカーとして、高精度・高耐久・高生産性の精密金型を生産しています。独自の生産技術、金型技術の開発やそのための技術人材、技能人材の育成にも力を入れており、金型設計製造の専門企業として、最新の技術と製品を提供しています。
高分子技術、精密形成・加工技術を駆使したものづくり
レーザープリンターの心臓部であるカートリッジやプリンターの性能を決定づける高分子精密機能部品、さらには遮光塗料や接着剤などを生産。ものづくり部門には、化学のみならず、機械、電気、物理、情報工学、経営工学などさまざまな技術分野の人材が集まり、高分子精密機能部品の技術力を土台に、新たな分野への事業展開もスタートしています。
事務機のマザー工場であり、ものづくり人材育成の総本山
オフィス向け複合機や商業印刷機の研究開発・生産の中枢を担っています。タイやマレーシアなど、事務機生産のものづくり現場で活躍するリーダーの研修も行われる事務機のマザー工場で、生産現場では、知恵テクをはじめとした改善活動が活発に展開されています。
ものづくり人材育成を統括するものづくり研修所が本拠を構え、メカトロニクスやプログラミング研修、さらには技能五輪の選手の研修の場にもなっていて、ものづくり人材をいちから育てる環境を整えています。
効率化を進め、ディスプレイ・半導体業界に貢献
スマホのディスプレイの製造に不可欠なFPD(フラットパネルディスプレイ)露光装置、半導体露光装置のユニットを製造しています。敷地内には、キヤノンセミコンダクターエクィップメント、キヤノンモールド阿見事業所があります。センサーで周囲の環境を認識をするAGV(無人搬送車)などを導入し、生産の効率化を進めています。
世界シェアNO.1のi線半導体露光装置を製造する「ものづくり力」
キヤノンが世界1位のシェアを誇るi線半導体露光装置を生産しています。半導体露光装置は、ナノメートル単位の制御が要求される超精密な大型の装置で、製造には高いレベルの技術・技能が必要です。スマホ、データセンター、生成AIや自動運転など、中長期的に需要拡大が見込まれる半導体デバイスの生産を技術・技能の向上でけん引し、世の中に貢献していきます。
開発、生産、品質、事業が一体となったものづくり
複合機のフィニッシャーやペーパーデッキ、自動製本装置などのペーパーハンドリング装置で世界をリード。ラベルプリンター、カードプリンター、モーターなどの事業も展開しています。開発・品質・生産・事業の各部門が一体となった「コンカレント体制」を推進し、スピード感のある商品化と高品質を実現しています。
「メイドインジャパン」に強いこだわりをもち、新たな領域に果敢に挑戦
カメラやプリンター向けの精密コンポーネント、ドキュメントスキャナー、モバイル決済端末、小型生産機器、医療関連機器、さらには人工衛星をはじめとした宇宙関連事業など、多岐にわたる製品・サービスを提供。「開発」「製造・生産技術」「企画・販売」が一体となった全員参加型のものづくりで、高い生産性と高品質を実現。既存の事業領域にとらわれず、幅広い分野に積極的に挑戦しています。
合成技術・精製技術により、高純度な材料をお客様へ
有機エレクトロニクス材料、有機EL材料をはじめとした高機能材料のほかカードプリンター用インクを生産。電子写真用のOPC※(有機光導電体)原材料の開発や生産で培った合成技術や精製技術、その量産技術を、高機能コーティング材料の開発・生産に活用しています。企画・開発・生産・販売を一貫して手掛けるメーカーとして、お客さまのニーズに合わせた高品質で環境負荷の少ない製品の開発に取り組んでいます。
※ organic photoconductorの略。光を照射すると導電性が生じる有機化合物
超高真空技術を基盤として、半導体や電子部品製造を支える
半導体や電子部品を製造するための、スパッタリング装置、ドライエッチング装置、ウエハー接合装置(原子拡散接合装置)をはじめ、真空計などの計測機器の開発、製造、販売、サービス事業を展開しています。宇宙空間のように不純物の少ない超高真空技術を研鑽(けんさん)していくことで、半導体製造の未来を拓いていきます。
生産革新発祥の地として、進化し続ける
レーザービームプリンターの本体やトナーカートリッジ、半導体露光装置に使用するユニットなどを生産しています。1998年にキヤノングループの中で先陣を切ってセル生産方式を導入し、いち早く多品種少量生産に対応した「生産革新発祥の地」です。
現在も、構想~設計~製作までを完全内製で行う装置の「自動化」、部品成形や材料の「内製化」、部品入庫~生産~製品出荷に至るまで全工程の「デジタル化」に取り組むなど、ものづくりの進化を続け、生産コストの削減/品質維持向上を追求しています。
最先端の製品を最先端の技術でお客さまにお届けする、ものづくり総合拠点
世界一のものづくりを目指し、映像に関わるあらゆるキヤノン製品事業と、製品のみならず、自動機・装置の自社開発・製作・重要な部品の生産・市場サービス事業など、総合ものづくり企業として日々進化しています。
世界中で使われる製品を「信頼」を合言葉に生産
レーザープリンターの心臓部「トナーカートリッジ」、インクジェットプリンターの「インクカートリッジ」、複写機・複合機用の「トナーボトル」などを世界中に届けています。進化する技術を積極的に取り入れ、部品や装置の自社開発・生産や、ロボット技術による自動化などを推進。国際競争力のあるものづくりに努め、一人ひとりがいきいきと働くことができる企業をめざしています。
多品種・多機能型の量産を担う、総合ものづくり企業
ハイアマチュア・プロ向けのコンパクトデジタルカメラ、ミラーレスカメラ・デジタル一眼レフカメラ、ネットワークカメラなどキヤノンの映像製品を集中生産しています。
ものづくりも自動機を含め、最先端のスマートファクトリーとして、グローバル企業、そして世界最高水準のものづくり企業をめざし、知的生産を日々進化させています。
次世代生産拠点として、新たなるものづくりに挑戦
デジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ、カメラ用交換レンズ、プロ向けのデジタルビデオカメラを生産しています。2019年にキヤノングループの英知を結集した未来型新工場を稼働。大量生産から少量生産まで、効率的な生産を行う一方、多種多様な分野の製品の効率的な生産方法の構築ができる「スマートファクトリー」として歩みを進めています。