事業所の活動
長浜キヤノン
自然豊かな琵琶湖 湖北地方から
琵琶湖の湖北に位置する滋賀県長浜市。自然豊かな湖北地方には四季をとおしてたくさんの野鳥が飛来します。そんな自然に恵まれた環境に立地する長浜キヤノン構内では、鳥たちに快適な場を提供すべく巣箱を設置するなど、生物多様性の保全活動に取り組んでいます。
仲間とともに全社一丸となって実践
長浜キヤノンは、環境保証活動を経営の最優先課題とし、省エネ、省資源(廃棄物・化学物質・水使用量の削減)活動を積極的に推進しています。日本でいち早く1995年12月にISOの前身であるBS7750(国際環境認証)を、1997年3月にはISO14001 (環境認証の国際規格)を取得。 地球環境にやさしい生産活動を実践し、“地球と私たちの「共生」の社会”に向けて歩み続けています。また、環境への関心を高め、共に活動する仲間との意識も向上することで、全社一丸となって環境活動を実践しています。
構内緑化は手作り
構内の緑化保全業務は100%内製化しています。花のガーデニングは種から育て、独自のデザインで四季折々の花壇をつくります。また、敷地外周の芝生は社員とその家族によるボランティアで手入れを行い、自分たちの手で芝生化を実現しました。さらに、木々の剪定、芝生刈り込みなどの手入れに至るまで、すべて社員で実施しています。
構内での野鳥調査
構内で定期的に野鳥調査を行っています。トビ、スズメ、ウグイス、キジなどの留鳥をはじめ、冬鳥のツグミやモズなどの漂鳥たちが私たちに季節の移ろいを感じさせてくれます。また、野鳥の子育てシーズンに向けて、巣箱の清掃および設置を行っています。
野鳥観察会に参加し、生物多様性を学ぶ
長浜市内の湖北野鳥センターで社員と家族を対象とした探鳥会を開催したり、センター主催の探鳥会に参加しています。四季を通していろいろな野鳥が飛来する琵琶湖岸での探鳥会は、滋賀県全体で確認された種の約70%以上を見ることができ、バードウォッチングに非常に適しています。探鳥会では、鳥の生態はもちろん琵琶湖についても勉強することができ、あらためてわたしたちの生活環境について考える機会となっています。また、センターから見える山本山には毎冬オオワシが飛来し、滋賀では稀な冬鳥を観察することもできます。
「しが生物多様性取組認証」を取得
生物多様性の保全や自然資源の持続的な利活用に取り組む事業者として、滋賀県知事より「しが生物多様性取組認証」を受けました。この制度は複数のチェック項目をクリアし、厳正かつ慎重な審査を経て1~3つ星の3段階で認証が与えられるもので、長浜キヤノンは最上位の3つ星を取得しました。
事業所で見られる鳥
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ツグミ
秋に林に飛来するが、冬には芝生、農耕地、河川敷などの開けた地上でも見られる。茶色味が濃いものと薄いものや胸の模様など、個体差が大きい。
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カワラヒワ
林、草地、農耕地、河原にいる。種子を主食としており、肌色で太めのくちばしが特徴的。
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キジ
日本の国鳥。林の緑の草地、河原や農地に住み、繁殖期のオスは「ケッ、ケーン」と鋭い声で鳴く。
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キジバト
身近な野鳥のひとつ。背にある茶色いうろこ模様が目立ち、2羽(ペア)で見ることが多い。
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スズメ
身近な野鳥のひとつ。似た小鳥や若いスズメを見分けるには、頬の黒斑がポイント。
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トビ
海岸や湖沼近くに多いが、山地でも市街地でも飛んでいる。翼を広げると、メスでは160cmを超える。