事業所の活動
台湾キヤノン
多様な生物が育つ、緑豊かな工場へ
台湾キヤノンの嘉義工場・台中工場ではさまざまな生物が育つ環境をめざして、敷地内の緑化活動に取り組んでいます。
野鳥との共生をめざす
豊かな自然に囲まれた嘉義工場。商店街や住宅に囲まれた工場団地にある台中工場。社員は構内の緑化活動を進めるとともに敷地内に訪れる野鳥の観察や巣箱設置などを通して、生物多様性への理解を深めています。
巣箱で野鳥の子育てを応援
嘉義工場では、社員が巣箱を製作する活動を始めました。巣箱の材料には、製品の運搬で使われる木製パレットの廃材を使用しています。現在、3カ所に巣箱を設置していますが、今後も継続して巣箱を設置し、野鳥の子育てを応援していきます。
野鳥との共生をめざす台中工場
台中工場は台中駅からほど近い工業団地内にあります。周りには商店街や住宅が立ち並び、緑化が進んでいない地域ですが、その中でも台中工場は「環境と調和した工場」を実現すべく、生物多様性に配慮した緑化を推進しています。構内周辺緑化と屋上緑化も進んでおり、2018年に経済発展局の緑美化銀賞を受賞しました。
構内での定期的な野鳥調査
この2つの工場では、巣箱の設置や定期的な野鳥観察などを通して、社員が生物多様性に対する関心と理解を深めています。四季の移ろいを楽しみながら、ときに珍しい野鳥に出会うこともあります。
事業所で見られる鳥
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ハッカチョウ
日本では外来種として増えているが、台湾では在来種。近年、近縁の外来種の増加とともに減少が心配されている。
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スズメ
日本と同じように、人家付近で普通に見られる。頬の黒斑が特徴で、ヨーロッパで街にいるイエスズメにはこれがない。
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シロガシラ
林の周辺などに多い。ヒヨドリ科で、フィーとかピューウなどとよく鳴く。日本では南西諸島に一部のみ。
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ハクセキレイ
日本からヨーロッパまで広く分布する。日本では目に黒いアイラインの模様が入るものが多いが、台湾では顔が白いものが普通。
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カノコバト
首に鹿の子模様があるのが和名の由来。東南アジアに広く分布し、台湾の都市部では、日本のキジバトのように普通に見られる。
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キセキレイ
渓流から水田、街の水辺でも見られる。日本では一年中見られる地域が多いが、台湾では秋冬に多くなる。
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オウチュウ
東南アジアに広く分布し、木がまばらな林や農地で普通に見られるが、日本では珍しい。飛んでいる虫を飛び立って捕食する。