光を体験しよう 〜光のじっけん室〜

レンズとミラーを作ってみよう

スプーンで反射鏡を考える

スプーンでは…?
むずかしさレベル 1

スプーンやナイフなど、身近な道具を使って反射のしくみについて考えます。

準備するもの

  • スプーン
  • 食事ナイフ
  • お玉など

いずれもメッキなどの反射するものを使い、実験前にふきんなどで良くみがいておきましょう。

組み立てよう!

step1 すすめ方
ナイフに映って見える目はどのように変化する…?

ナイフに映って見える目はどのように変化する…?

ナイフをまっすぐ立てて手に持ち、横腹が垂直になるように目の前にかざします。
自分の目が映って見えると思います。このとき、ナイフを目に近づけたり遠ざけたりすると、映っているあなたの目はどのように変化するでしょうか。映って見えるはんいにも注意して観察しましょう。

ナイフでケガをしないように注意しましょう。

step2 すすめ方
スプーンでは…?

スプーンでは…?

  1. 次に、スプーンで同じ実験をします。まず、裏側(出っ張っている方)を自分に向けて試してみましょう。
  2. さらに、スプーンの表側(へこんでいる方)を自分に向けて試してみます。
step3 すすめ方
お玉では…?

お玉では…?

同じようにお玉でも試し、どのようなちがいがあったか、まとめてみましょう。

観察してみよう!

なぜ

ナイフは平面鏡、スプーンやお玉の裏はとつ面鏡、表はおう面鏡としてはたらきます。そして、とつ面鏡はおうレンズと、また、おう面鏡はとつレンズと同じような性質があるため、とつ面鏡では光が広がって広い範囲(はんい)が見え、とつレンズではものが大きく見えたり、像ができるので上下が逆さまに見えたりするのです。

山村 紳一郎(やまむら しんいちろう)先生
さまざまな雑誌や書籍、イベントで自然科学の最先端情報から科学の楽しみ方・遊び方を、紹介・提案し続けるサイエンスライター。
和光大学非常勤講師。成蹊学園サステナビリティ教育研究センター客員フェロー。

もっとしろう!

スプーンやお玉などの表(へこんでいる方)では、目に近いところから遠ざけていくと、とつぜん、見え方が変わるのがわかると思います。いろいろな種類のスプーンやお玉で、その時の距離(きょり)がどのようにちがうかを調べてみましょう。

まとめてみよう!

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