- 三面鏡台
- 手鏡(数枚)
- 色えん筆など目立つもの
- 懐中(かいちゅう)電灯など
レンズとミラーを作ってみよう
鏡を組み合わせることで起こる不思議な現象を、鏡台や手鏡を利用して実験します。
2枚の鏡で角度を変えて観察してみよう。色えん筆は何本見えるでしょう?
懐中(かいちゅう)電灯ではどう見えるでしょう?
色えん筆の代わりに懐中(かいちゅう)電灯を使って同じ実験をします。懐中(かいちゅう)電灯を動かすと、鏡に映っている懐中(かいちゅう)電灯も動きますが、全部が同じ動きをするでしょうか?
手鏡の2枚を平行に置き、中をのぞき込んだり懐中(かいちゅう)電灯で照らしてみましょう。不思議なくり返しの世界が見えるはずです。
手鏡はガラスでできていますので、落として割ったりしないように注意しましょう。また、鏡台などを使うときは、かならずお家の方に断ってからにしましょう。
2枚の手鏡の中をそぞきこんでみましょう。どんなものが見えるでしょう?
不思議なくり返しの世界が見えてきます。
三面鏡台や手鏡3枚を使い、鏡の角度をそれぞれ60度にすると、万華鏡(まんげきょう)のようなはたらきになります。試してみましょう。
鏡に映っているものは、鏡の面をはさんで実物と対しょうの位置にあります。2枚の鏡ではそれぞれの鏡が相手の鏡を映すので、両方の鏡に同じパターンがくり返されることになります。このとき、1周360度を鏡の角度で割った答えが、左右合わせたくり返しの数になり、色えん筆は(実物も合わせて)この数だけ見えることになります。
山村 紳一郎(やまむら しんいちろう)先生
さまざまな雑誌や書籍、イベントで自然科学の最先端情報から科学の楽しみ方・遊び方を、紹介・提案し続けるサイエンスライター。
和光大学非常勤講師。成蹊学園サステナビリティ教育研究センター客員フェロー。
光でてじな
レンズとミラーを作ってみよう
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