- 10cm四方のとう明アクリル板
(厚さ2~3mm。ガラス板でも良いが、ケガにじゅうぶん注意して下さい) - 黒い紙
- はさみ
- ワセリン (とう明なクリームなどでも代用できます)
- 綿棒
- きりふき
カメラを作ってみよう
映画の中で、主人公がめまいを感じたり、過去を思い出したりするシーンを作りたいときがあります。
でも、映像でそのようなふん囲気を表すのはなかなか難しいもの。そこで、いろいろな特しゅフィルターで、工夫してみましょう。
はさみを使う時には、ケガをしないように十分に注意しましょう。
ワセリンを使って、めまいなどを表現する
綿棒にワセリンをほんの少しつけ、アクリル板の中央部、直径1~1.5cmを残して円をかくようにぬりつけます。まん中がシャープに、周囲はぐるぐる巻きのうずのように写ります。
綿棒にワセリンをほんの少しつけ、アクリル板に5~10mmぐらいの間かくで線を引くようにぬりつけます。回想シーンに入る直前に、この線が縦になるようにアクリル板を持ち、横からずらしてレンズの前にかぶせていくと、思い出が波のようにやってくるふん囲気になります。
ごくごく少量のワセリンを、アクリル板の表面に薄(うす)く、むらなくぬりつけます。きりの中で撮影(さつえい)したようなふん囲気になります。
ろ出を調整できるカメラなら、ややろ出オーバーでとると効果的です。
黒紙をかぎ穴の形に切って、かぎ穴からのぞいているようにとる
黒い紙のまん中にかぎ穴の形を切りぬき、レンズの前にかざして撮影(さつえい)します(アクリル板は使いません)。かぎ穴から、となりや部屋の中をのぞいているような画面になります。また、かぎ穴ではなく、円をふたつ重ねて切りぬいた黒紙を使えば、双眼鏡(そうがんきょう)でのぞいているふん囲気になります。
きりふきを使って台風中けいを表現する
アクリル板の表面に、きりふきで水てきをかけながら撮影(さつえい)します。役者にレインコートなどを着て演技してもらうと、まるで台風の時の現場中けいのような映像になります。
光でてじな
レンズとミラーを作ってみよう
カメラを作ってみよう
望遠鏡を作ってみよう
色で遊んでみよう
太陽光を利用しよう