- ガラス板またはとう明アクリル板
(はがき大ぐらいがあつかいやすい) - 段ボール箱
- 人形
- 電気スタンド
- ビニールテープ
- カッターなど
レンズとミラーを作ってみよう
ハーフミラーとは、当たった光の一部分だけを通す鏡です。
とう明アクリル板やガラス板を使って、ハーフミラーの実験を行います。
ガラス板は、写真立てなどのものを使うといいでしょう。また、段ボール箱はあらかじめ、内側を黒くぬっておくと効果的です。
カッターを使う時には、ケガをしないように十分に注意しましょう。
段ボール箱の横にガラス板よりもわずかに小さい窓を作ります。
段ボール箱の横にガラス板(またはとう明アクリル板)よりもわずかに小さな窓をあけ、ガラス板をテープで窓ガラスのようにはりつけます。
ガラス板をテープで窓ガラスのようにはりつけます。
箱の中に人形を入れ、段ボールのふたを閉じます。
ガラス板を落として割ったり、へりで手を切らないように注意しましょう。
なお、ガラス板で実験するときは、必ず大人の方と一緒に行ってください。
部屋を明るくし、箱の中を暗くするとどう見えるでしょう?
自分に向けて電気スタンドをともしてから、箱の窓や中の人形を見てみましょう。
部屋を暗くし、箱の中を明るくするとどう見えるでしょう?
今度は、段ボール箱をあけて中にスタンドを入れるか、光が人形に当たるようにセットし、部屋を暗くして箱の窓や中の人形を観察してみましょう。
外が暗いとき、部屋の明かりを消して、友達と2人で窓ガラスの両側に向かい合って立ちます。それぞれ自分の顔に懐中(かいちゅう)電灯やスタンドで光を当てます。光の当て具合をうまく調節すると、自分の顔と友達の顔が合成写真のように重なって見えます。
友達と2人で窓ガラスの両側に向かい合って試してみましょう。
ふつうのガラス板は、表面で数%の光を反射します。普段は周りが明るいので気になりませんが、周りが暗いときにはこの反射が目立つのです。自分の顔に光が当たっているとき、暗い箱の中が見えずに自分の顔が映るのはこのためです。
なお、ガラスの向こう側が十分に明るいときは、その光がガラスを通して目に入るため、ガラスの表面で反射した光は気にならなくなります。箱の中をスタンドで照らすと、人形が見えて自分の顔が見えなくなるのはこのためです。
山村 紳一郎(やまむら しんいちろう)先生
さまざまな雑誌や書籍、イベントで自然科学の最先端情報から科学の楽しみ方・遊び方を、紹介・提案し続けるサイエンスライター。
和光大学非常勤講師。成蹊学園サステナビリティ教育研究センター客員フェロー。
光でてじな
レンズとミラーを作ってみよう
カメラを作ってみよう
望遠鏡を作ってみよう
色で遊んでみよう
太陽光を利用しよう