光を分解して、どの波長の光がどれくらいあるかがわかるスペクトル。
このスペクトルはたいへんたくさんの情報を持っています。
例えば、太陽光、電球、蛍光(けいこう)灯のスペクトルのちがいに見られるように、光るしくみ・性質のちがいをスペクトルで見て取ることができます。
さらに、光っているものの温度も、スペクトルのちがいとしてわかります。また、スペクトルの中にある特に明るい部分(輝線(きせん))や、暗い部分(暗線)などの様子から、どんな物質が光っているのかが分析できます。スペクトル分析は、この原理を使ったもので、微量(びりょう)な物質の成分を調べることができます。