わたしたちが目にする光は、太陽光や、それが物体に反射した光だけではありません。ものが燃える時に出る炎も、光を放っています。
炎の色といえば、赤色を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、実際は、赤い炎だけではありません。
右の図は、さまざまな金属を熱した実験の写真です。これをみると、炎の色は赤だけでなく、さまざまな色があることが分かります。この色は、ナトリウムなら黄色、銅なら青緑というように、金属の種類によって違っています。
このように、金属を熱したときに、その金属の種類(「元素」と言います)によって決まった色を放出することを、「炎色反応」といいます。