物はどうして見えるのでしょうか?
それは光が関係しています。リンゴのように自分で光を出さない物に太陽などの光があたると、その物の色の光(赤いリンゴの場合は赤)だけが反射して私達の目に届き、リンゴが見えています。
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それでは、なぜ物が鏡に映って見えるのでしょうか?
それは、鏡が光を反射することに関係しています。例えば、リンゴが鏡に映って見える場合を考えてみましょう。
リンゴにあたった光は、いろいろな方向に反射します。その光のうち、鏡に向かって反射した光が、さらに鏡で反射して私たちの目に届いているのです。
しかし私たちには、鏡に映ったリンゴは、鏡の向こう側にあるように見えます。これはどうしてでしょうか?
わかりやすくするため、図に置きかえて考えてみましょう。リンゴで反射した光は、図の赤い矢印のように、さらに鏡で反射して私たちの目に届いています。しかし、私たちの脳は「光は直進してくるもの」と思い込んでいるため、図の点線の先にリンゴがあるように思ってしまいます。
そのため、鏡からリンゴまでの距離と同じだけ、鏡の向こう側にリンゴがあるように見えるのです。