レンズには大別して「とつレンズ」と「おうレンズ」の2種類があります。図のように、両者にはいろいろなタイプがありますが、とつレンズはいずれも真ん中が厚くて周辺がうすく、おうレンズは逆に真ん中がうすくて周辺が厚くなっています。
とつレンズとおうレンズは形が逆であるのと同じく、そのはたらきも逆です。とつレンズは光を集めますが、おうレンズは光を散らばらせるはたらきがあります。また、とつレンズは像をつくりますが、おうレンズは像をつくりません。
そのほかにも、レンズには、その使用目的に合わせてさまざまな種類があります。ただし、ごく特しゅなものをのぞいて、どのような種類のレンズでもそのはたらきを調べれば、とつレンズかおうレンズのどちらかに分類することができます(※注)。
※注 近眼の人が老眼になったときに使うめがね(遠近両用めがね)の一部などには、とつレンズとおうレンズが一体になったものがあります。